浅井 庸佑




浅井庸佑 Yosuke Asai


浅井さんは古陶磁好きの父親の影響もあり、幼少の頃から陶磁器に囲まれて育ちました。「何か手を動かして物を作る仕事に」と大学卒業の数年後に愛知県の陶芸家、柴垣六蔵氏に師事し、修行しました。柴垣氏に伝えられた「土を作ることしか教えられない」との言葉通り、弟子時代には特に粘土作りを学びました。山に出掛け、陶磁器に使える原土を採取し、砕き、水簸(すいひ)し、それぞれの土をブレンドし、焼成します。こうして土味をテストする日々を過ごしました。土を作る作業はとても手間と時間のかかる作業ですが、浅井さんは築窯10年が経った現在も粘土や釉薬の原料を自ら採取します。そして陶芸の仕事の半分以上の時間をこの土作りに費やします。そうして作られた器は常に同じ表情には焼き上がりませんが、こうした背景を知るとその行為とその魅力もまた見所の一つだと感じています。

経歴
1981京都市に生まれる
2003京都府立大学卒業
柴垣六蔵氏に師事
2006 独立
2009 大津市仰木に築窯
2021gallery yamahonにて個展開催


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